問題
- パブリッククラウドVPSでサポート終了が近付いているOSを使用しています。新しいOSに更新するにはどうすればいいですか。
解決方法
パブリッククラウドVPSを新たに利用申請して移行する方法と、OS を再インストールする方法の2通りあります。
パブリッククラウドVPSを新たに利用申請して移行する
- パブリッククラウドVPSサービスの案内に沿って、利用申請します。
構築時の必要に応じて、移行先パブリッククラウド VPS(以下移行先)に対するホストポート開放申請を行います(特に業者に構築を委託してリモート作業させる場合)。
特別な理由がない限り、開放を認める接続元IPアドレスを指定してください。
構築前や構築途上のサーバが悪意のある第三者によって乗っ取られる恐れがあります。- 移行先で利用目的に必要な環境(OSの設定、ファイアウォール、ウェブサーバ、メールサーバ、データベースサーバなど)を構築します。
- 移行元パブリッククラウド VPS(以下移行元)に対するデータの更新を伴う業務を一時的に停止します。
- 移行元から移行先に、利用目的のためのアプリケーション・システムが保持しているデータを移行します。
- 移行先の正常動作を確認します。
- 移行日を決定します。
(移行元でホストポート開放している場合)移行先に対するホストポート開放申請を行います。
特別な理由がない限り、保守用のホストポート (例:22 ssh) には開放を認める接続元IPアドレスを指定してください。
- (移行元でドメインを登録している場合)ドメインの IP アドレスを移行元から移行先に変更します(サブドメイン > サブドメインDNSレコード変更)。
- 移行が完了したことを確認します。
移行が完了した後、特に問題がなければ次の通り移行元を利用終了します。
- 移行元の利用終了を申請します。(申請書式 > パブリッククラウドVPSサービス利用変更申請書.docx)。
- 移行元のホストポート開放終了を申請します。(ホストポート開放変更届)
OS を再インストールする
再構築作業に失敗した場合、元に戻すことはできません。
また、再構築の完了までは可用性が損なわれたままになります。
この方法の危険性を理解できない場合は、この方法を使用しないでください。
- パブリッククラウド VPS 上のデータをバックアップします。
オンラインサポート窓口の一般的な質問で、件名に【パブリッククラウドVPSのOS再インストール】、本文に【パブリッククラウドVPS の IP アドレス・再インストールする OS】を入力してお問い合わせください。
再インストール可能なOS
- 再インストール完了後、接続情報をお送りします。
- バックアップしたデータや、設計情報をもとに、パブリッククラウド VPS 上で利用目的に必要な環境やアプリケーション・システムを再構築します。
- 正常動作を確認します。