メタデータの末尾にスキップ
メタデータの先頭に移動

問題

  • パブリッククラウドVPSでサポート終了が近付いているOSを使用しています。新しいOSに更新するにはどうすればいいですか。

解決方法

パブリッククラウドVPSを新たに利用申請して移行する方法と、OS を再インストールする方法の2通りあります。

パブリッククラウドVPSを新たに利用申請して移行する(ブルーグリーンデプロイメント)

  1. パブリッククラウドVPSサービスの案内に沿って、利用申請します。
  2. 構築時の必要に応じて、移行先パブリッククラウド VPS の IP アドレスを含むグローバル IP アドレスの使用報告を行います。

    移行先パブリッククラウド VPS の IP アドレスの使用場所、接続ポートは空欄のままにしてください。

  3. 構築時の必要に応じて、移行先パブリッククラウド VPS(以下移行先)に対するホストポート開放申請を行います(特に業者に構築を委託してリモート作業させる場合)。

    特別な理由がない限り、開放を認める接続元IPアドレスを指定してください。
    構築前や構築途上のサーバが悪意のある第三者によって乗っ取られる恐れがあります。

    申請サンプルは以下の通りです。

    「2024年度ホストポート開放申請書」 2016.3版
    
    京都工芸繊維大学情報科学センター長 殿
    
    <管理責任者>
    所属:情報科学センター
    職名:センター長
    内線番号:7951
    氏名:情報科学センター長
    メールアドレス:webmaster@cis.kit.ac.jp
    
    <サーバの機種>
    パブリッククラウド VPS
    <サーバのOS・バージョン>
    【利用申請時に指定した OS】
    <IPアドレス>
    【パブリッククラウド VPS の IP アドレス】
    <ホスト名>
    
    <ドメイン名>
    
    <サーバの種類と開放ポート>
    必要なポートのみ残し、不要なものを削除してください。
    22 ssh
    80 http
    443 https
    
    特記事項欄
    (期限付き開放やアクセス元制限等を希望する場合はここに記入してください)
    【構築業者のアクセス元固定 IP アドレス・IP アドレス範囲】に制限
  4. 移行先で利用目的に必要な環境(OSの設定、ファイアウォール、ウェブサーバ、メールサーバ、データベースサーバなど)を構築します。
  5. 移行元パブリッククラウド VPS(以下移行元)に対するデータの更新を伴う業務を停止します。
  6. 移行元から移行先に、利用目的のためのアプリケーション・システムが保持しているデータを移行します。
  7. 移行先の正常動作を確認します。
  8. (移行元でホストポート開放している場合)移行先に対するホストポート開放申請を行います。

    特別な理由がない限り、保守用のホストポート (例:22 ssh) には開放を認める接続元IPアドレスを指定してください。

    3. で申請している場合の申請サンプルは以下の通りです。

    「2024年度ホストポート開放変更届」 2023.02.22版
    
    京都工芸繊維大学情報科学センター長 殿
    
    <変更ホスト> IPアドレス:【パブリッククラウド VPS の IP アドレス】
    
    <変更項目>  6
    
    1 管理責任者
    所属:
    職名:
    内線番号:
    氏名:
    メールアドレス:
    
    2 サーバの機種
    
    3 サーバのOS・バージョン
    
    4 ホスト名
    
    5 ドメイン名
    
    6 サーバの種類と開放ポート
    必要なポートのみ残し、不要なものを削除してください。
    22 ssh
    80 http
    443 https

    特記事項欄 (期限付き開放やアクセス元制限等を希望する場合はここに記入してください)
    22 ssh:【構築業者のアクセス元固定 IP アドレス・IP アドレス範囲】に制限

    3. での申請をスキップした場合の申請サンプルは以下の通りです。

    「2024年度ホストポート開放申請書」 2016.3版
    
    京都工芸繊維大学情報科学センター長 殿
    
    <管理責任者>
    所属:情報科学センター
    職名:センター長
    内線番号:7951
    氏名:情報科学センター長
    メールアドレス:webmaster@cis.kit.ac.jp
    
    <サーバの機種>
    パブリッククラウド VPS
    <サーバのOS・バージョン>
    【利用申請時に指定した OS】
    <IPアドレス>
    【パブリッククラウド VPS の IP アドレス】
    <ホスト名>
    
    <ドメイン名>
    
    <サーバの種類と開放ポート>
    必要なポートのみ残し、不要なものを削除してください。
    22 ssh
    80 http
    443 https
    
    特記事項欄
    (期限付き開放やアクセス元制限等を希望する場合はここに記入してください)
    22 ssh:【構築業者のアクセス元固定 IP アドレス・IP アドレス範囲】に制限
  9. (移行元でドメインを登録している場合)ドメインの IP アドレスを移行元から移行先に変更します(サブドメインサブドメインDNSレコード変更)。

  10. 移行が完了したことを確認します。
  11. データの更新を伴う業務を再開します。

移行が完了した後、特に問題がなければ次の通り移行元を利用終了します。

  1. 移行元の利用終了を申請します。(申請書式パブリッククラウドVPSサービス利用変更申請書.docx)。
  2. 移行元のホストポート開放終了を申請します。(ホストポート開放変更届

OS を再インストールする

再構築作業に失敗した場合、元に戻すことはできません。
また、再構築の完了までは可用性が損なわれたままになります。
この方法の危険性を理解できない場合は、この方法を使用しないでください。

  1. パブリッククラウド VPS 上のデータをバックアップします。
  2. オンラインサポート窓口の一般的な質問で、件名に【パブリッククラウドVPSのOS再インストール】、本文に【パブリッククラウドVPS の IP アドレス・再インストールする OS】を入力してお問い合わせください。

  3. 再インストール完了後、接続情報をお送りします。
  4. バックアップしたデータや、設計情報をもとに、パブリッククラウド VPS 上で利用目的に必要な環境やアプリケーション・システムを再構築します。
  5. 正常動作を確認します。

関連記事